みなさん、こんにちは。
清水です。
このシリーズのなんと4回目です。
3回目(其の参)から、1年以上たっていますが、これで終了していると思っているみなさま!
4回目に気づいてください。
個人的な勉強程度であれば、3回目までで特に問題はありません。
少しでも犬猫の栄養の計算の普及を願って、この計算方法を掲載しましたが、この計算方法によって犬猫の食事の販売や、犬猫の栄養の先生として活躍する予定の方々は、これだけでは不十分ですので、ご注意ください。
みなさま、各法令に順守して行ってください。
そして、「お願い」もご覧ください。
この4回目は、思いついた注意点を列挙します。
この計算でAAFCO養分基準を満たしても、その食事は、市販ペットフードの「総合栄養食」にはなりません!
詳しくは、専門家に聞いてください。
この方法のベースは、私が所属していた京都大学大学院農学研究科動物栄養科学研究室の先生方、学生の皆様と、さまざまな意見を出し合いながら、決めたものです。
未だ、議論中であり、今後変更する可能性もあります。
当院では、変更、更新(バージョンアップ)を行いながら、栄養管理に使用しています。
2022/02/17 ご質問を受けて説明を追加
当院では犬猫の手作り食の栄養素量の計算は文部科学省の公表している「日本食品標準成分表」(以下、食品成分表)を利用しています。
利用し始めた当初の食品成分表は「七訂」でしたが、現在は「八訂」です!
「四訂」をご存知のみなさん(おそらく私の世代?)、更新しましょう!
現在は「八訂」です!
この「八訂」では、エネルギー値の算出方法や炭水化物(食物繊維の内容)が大きく変更されました。
詳細は、文部科学省のホームページをご覧ください。 学校でもこの辺りをわかりやすく説明するのに試行錯誤してます…。
「八訂」の食品成分表を犬猫の手作り食の計算に応用するためには、エネルギー値の点で炭水化物の内容も考慮(変更)しています。
ご理解、よろしくお願いします。
また、この内容を含め、当院のホームページ(ブログ含む)に記載内容を、著作権で認められた範囲を超えてご使用の際には、ご連絡ください。
ご不明な点、ご相談等ございましたら、ご連絡ください。
清水