みなさん、こんにちは。
清水です。
今日は、犬猫の視覚(視力)について。
犬猫は、字を読むわけではありません。
だから、視力は、そんなに必要ないと思っていました。
いいえ。
とても必要です。
先天性の病気のために、やってきたマルチーズのおかげで、視力がどれほど大切かを知ることができました。
彼女は、たくさんのことを教えてくれます。
彼女の目の異常は、白内障から始まりました。
目のレンズの部分(水晶体)が白濁していきます。
徐々に、白濁部分は増えていきました。
その後、硝子体の混濁も起こり、角膜内皮変性まで起こってしまったので、目の表面も白くなってしまいました。
現在は、両目とも小眼球症になり、完全に見えなくなりました。
腎臓の病気があると、目の異常が起こりやすくなります。
彼女の視力が徐々に奪われていくのを、見てきました。
止めれませんでした。
目の前にあるフードの粒は、探せなくなりました。
犬は、嗅覚よりも視覚かもしれないと思いました。
白い壁にぶつかるようになったので、自宅ケアになればと、彼女の視線にまぶしくないようにテープを張りました。
でも、ぶつかるようになりました。
完全に視力を失ってからは、あまりウロウロしなくなりました。
痴呆のような症状になりました。
彼女にとって、視力を失うということが、こんなにもできることが奪われていくということを知りました。
完全に、光も奪われた日、目を開けても闇しか見えなかったのかと考えると、とても辛かったです。(私が)
でも、彼女は強かったです。
時間はかかりましたが、嗅覚が鋭くなってきました。すごくスンスンします。
ぶつかりながらも、ウロウロするようになりました。
残された感覚をフルに使って、毎日楽しそうに生活する彼女が好きです。
見えないはずなのに、シャンプー後はダッシュしてしまう彼女が好きです。
耳もだいぶ遠くなりましたが、そのすべてに適応しようと日々進化する彼女が好きです。
私も言い訳ばかりしないで、今の状況をより良いものにすべく、新しいことを習得するよう、彼女を見習いたいです!
そして、彼女との日々を大切に過ごしたいです。
清水